2012年10月13日土曜日

なみはや市民大學様からのメッセージ

少し前の事になりますが、平成24年7月29日(日)に大阪国際会議場にて協会加入説明会を行いました。
その説明会に来賓としてなみはや市民大學學長様にお越しいただき、メッセージを頂きました。

メッセージの内容を紹介させていただきます。


なみはや市民大學からのメッセージ

なみはや市民大學に入学された方は、その瞬間にみなさんが友人です。
なみはや市民大學は、こころの豊かさを求めます。
まず他人(ひと)に対する感謝から始まります。わたくし以外の他人(ひと)が存在してこそ、わたくしの今ここに居る存在があるという事実を直視します。今日いま、朝から関わった方々、そして何十年か、生まれてこの方直接間接にお世話になった方々、そのすべての方々、に対する感謝がまず出発点です。
他人(ひと)に対する純粋な感謝のおもいは、こころを豊かにします。
その思いは、他人(ひと)に対して優しい感じ方、接し方、考え方に繋がります。
そこから始まる人間関係は、どのように進展するかは言わずもがなです。
そして、その次に、わたくしたちは、今ここに存在するまでに、周囲の環境に、自然環境から社会環境からどれほどお世話になってきたか、思いを巡らせてみましょう。
ふるさとの自然があり、地域コミュニティがあり、学校その他の環境が、どれほど今の私たちに、関わって頂いたことでしょう。
命を育んでいただいた周りの方々とふるさとの環境には、感謝しても感謝しきれない。
そして今、私たちができるご恩返しは、次に育つ方々のためにも、次の世代の子供たちのためにも、何ができるか、何をすべきかを考動することです。
他人(ひと)に対する感謝のお返しと、ふるさとを含む環境に対するお返しと、これらは不即不離のものです。
ここに東日本大震災を被災した私たち日本人にとって、「アスベスト」に関する課題が、どれほど重要かつ喫緊の課題か、言葉に言い尽くすことができません。
次の世代の、他人(ひと)に対してまた環境に対して感謝の気持ちを込めて、考動するということは、「アスベスト」の被害を皆無にする、または本当に軽微にする、少なくとも今後末代まで、健康に影響の出ない状況を創る、という言葉に尽きます。
ひょっとしたら、わたくしたち日本人にとって、危険地域が原子力発電所に限定されている原発の放射能以上に、地域全域が目を離せない「アスベスト」は、今後気を抜けない大きなテーマと言えます。そしてさらには地球上全体に無視されない課題とも言ます。
もちろんわたくしたち市民も、なみはや市民大學のみならず、絶えず注目すべき課題です。
社団法人「近畿アスベスト調査診断協会」が、本日ここに発足されて、社団法人『日本アスベスト調査診断協会』が、より一層強力に、私たち日本人の、現在のみならず、
日本の未来に、いや地球の未来に希望を与えていただくことを、心よりつよくお願いして、本日のなみはや市民大學からの、メッセージとさせていただきます。
     なみはや市民大學  
學長 山下 雅洋
平成24年7月29日

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