2012年10月20日土曜日

荷卸し専用リフト見学会について

 昨日、平成24年10月19日(金)午後1時より、神戸市東灘区にて荷卸し専用リフト『SPS(Safety・Peace of mind・Speedy)リフト“らくらく君”』の見学会に参加させていただきました。神戸市関係者の皆様、環境社会新聞社様等、約10名程の方々が見学会に参加されていました。
SPSリフト デモンストレーション

 その見学会にて、提案者・発売元でもある「伸栄興業」の社長様に開発に至った経緯や今後の展開などについてお話を伺うことが出来ましたので、少し紹介させて頂きます。
 「伸栄興業」様は、神戸市で40余年解体工事業を営んでおり、『今後増える建築物(ビル)等の解体・改修工事の時に、大量発生する石綿含有建材(成形板等)や廃材等を、ビル高層階から安全に効率よく現場外へ搬出する方法は無いものか?』と試行錯誤を繰り返し、試作品3台・解体現場での性能テストを2回行い、そして約2年間という時間をかけて今年の8月に製品化に至ったとの事。
 今後は、アスベストの飛散防止対策という観点から、発じんを抑制するための湿潤化ができる装置を開発中で、近畿経済産業局産業部の支援事業『関西ものづくり新選』にも申請書を提出し、一次審査は通過したとの事。

リフト全景
 当協会としても『新たなアスベストによる被害者を出さないために!』を合言葉に、事前調査の完全実施を目指しておりますが、アスベスト飛散防止対策が不適切なら何のための事前調査なのか、事前調査を行う意味もなくなってしまうため、今後もこういった新製品やアスベスト飛散防止対策、施工方法等の動向にも注目していきたいと思います。

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